LYRICS


1st Album 初期衝動/耳に微炭酸
初期衝動

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ハングリーモンスター

作詞:河合聖奈 作曲:河合聖奈

もっと ちょーだい
もっと ちょーだい
新しいものを
もっともっと ちょーだい

もう欲しいものは無いだなんて
一度くらい言ってみたいもんだ

満たされたい 満たされたい
ボクらは四六時中
満たされたい 満たされたい
延々 ないものねだり

「期間限定」「無料」「半額」
別に要らないけれど
お得なら ちょーだい

あぁ なんと罪深きモンスター
あの世まで連れて逝くというのか

満たされない 満たされない
ボクらは飽き足らず
満たされない 満たされない
奪うことに忙しい

あぁ 腹減った腹減った
少したりとも空かせていらんない

満たされたい 満たされたい
早く安く旨く
満たされたい 満たされたい
かじりついているのはどっちだ一体

満たされない 満たされない
ボクらは永久に
満たされない 満たされない
ヤツを喜ばす限り

ロックンロールスピリット

作詞:河合聖奈 作曲:河合聖奈・河合達也

半信半疑の日常
覆い隠し酸欠
やむを得ないさって
思考停止

昨今もてはやされる
ナルシズム過保護社会
まやかし肯定感
助長させる

やりたい奴にはやらせておけ 放っとけ
分かる奴には分かるさ

ロックンロール 轟け!
魂を揺さぶれ
発破かけて火をつけろ
このまま くたっばってもいいのか

コーヒー片手に
平等語らう幸福論者
恩を身に纏って 
秀才気取り

疚しい 卑しい 貧しい魂
崩壊 リテラシー
弱者風マウンティング
終わらせろ

体内エネルギー フル稼働で絞り出せ
さぁ行こうぜ 限界突破

ロックンロール 潤え!
枯れるな腐るな
痛快な生き様を
喉から手を出して欲しがれ

ロックンロール 轟け!
魂を揺さぶれ
発破かけて火をつけろ
このまま くたばんな

ロックンロール 潤え!
枯れるな腐るな
痛快な生き様を
喉から手を出しなよ
ほら さっさと欲しがれ

フォトジェニック

作詞:河合聖奈 作曲:河合聖奈

口先 小手先 名無しで更新
賢く楽してお小遣い

賞賛 共感 劣等感
貴方も私の装飾品

丁度いい 丁度いい
丁度いい 丁度いいわ
ポジションメイク大成功
シンパシー シンパシー
シンパシー シンパシー
あぁ 酔いしれたい

マイナス要素はちょちょいのちょいで
順風満帆 加工済み
このまま そのまま ありのままでいい
甘い汁で地盤が緩まった

どうしよう どうしよう
どうしよう どうしよう
あぁ ポジションキープ大逆境
どうして どうして
どうして どうして
ねぇ 私 がらんどう

あぁ 青白い汗
あぁ 足元は見ず 綱渡りして
ここまで来たら 引き返せない

いいんじゃない いいんじゃない
いいんじゃない いいんじゃないの
大義名分 万々歳
インジエンド インジエンド
インジエンド インジエンド
そう 笑えるから 笑えるから

剥がれたラベルはちょちょいのちょいで
可愛く綺麗にリニューアル
不幸も私の題材 いいね!
今夜も一人美酒に酔うの

ナイフ

作詞:河合聖奈 作曲:河合聖奈

望んだ覚えもない
選んだ覚えもない
この地に産み落とされたの
でも生まれてきたからには
呼吸をするだけでは許されない
この世界では この世界では

一つ一つ集めた大切なものも
全て捨ててしまいたくて
一つまた一つと無理矢理剥がして
身軽になった気でいたよ
それでも身体に纏わりつく
疎ましい未練

削って 削って 尖った ナイフのように
隠して 隠して じっと 時を待つの

彼等が振りかざす薄っぺらな正義
何を守っているのだろう
次から次へと正しさは変わり
過ちは上塗りされる

今日も翻す 明日も明後日も
生き抜くためなら

削って 削って 光ったナイフが
ずっと うずいて うずいて やっと今突き立てる

平然と許されてる矛盾が 彼等をつけ上がらせた
無傷なままで気づかない  気づけない

削って 削って 毀れたナイフのままで
繋いで 繋いで もうこれでいいの

掴んで放して創って壊して
歪んで直して喰らいついて
堪えて叫んで刻んで刻んで刻んで 錆びついて

秋雨

作詞:河合聖奈 作曲:河合聖奈・河合達也

花咲く噂 折れ曲がった傘
微笑むお地蔵様
駆け上がる坂 汗ばむ背中
草の焼け焦げた匂い

記憶が湿り気を帯びる
ポツリ ポツリ 木綿に染み込む

さらっていくよ 季節まるごと
否応なく畳み掛ける
僕を置き去りにして

今日も灰色 うつむいた帰路
湿気たタバコ吹かし
また水溜まり また立ち止まり
傷を浸してしまう

見てるかい 笑っておくれよ
ポタリ ポタリ しがない有り様

染まっていくよ 時代は一色に
しゃがみ込んで廃れたのは
僕の方だったのさ

雲間から光が 目が眩みそうだ

あぜ道小道 再び芽吹く
彼岸花が戯れては
萌える素知らぬ顔で

追いかけてでも言えば良かったな
いつも少し間に合わない
僕は未だここに居る
いつも少し間に合わない
僕は未だここに居る

戦慄

作詞:河合聖奈 作曲:河合聖奈・河合達也

聴こえる 古の悲歌
悍ましい 酷く美しい
時空を超え 生身に迫る
必然の生きた証

まざまざと脈々と問いかけてくる
“ナニシニココヘキタ”

闘わずして生きられようか
闘わずして死ねようか
不順の潜む神髄へ
叩き落せ 自ら

抗えぬ無慈悲な運命
際まで削ぎ落ちる民
働けど働けど 
何の足しにもならぬまま

悠々と粛々と神々は宿る
“センリツトトモニアレ” 

大らかに清らかに遍く吹き渡る風

誰も彼もうつらうつらうつら
呼び起こすのだ 呼び起こすのだ
神秘 歓喜 源流の戦慄よ
命を張れ 自ら

作詞:河合聖奈 作曲:河合聖奈

今日はやけに月が美しいな
さっき食べたパンの味はもう忘れた

拘り捨てて今だけ見つめて潔く在りたい
僅かな慰めを杖にして歩き出す

産まれたての弱々しい燈
微かでも確かに
今ここに在るから 在るから

哀しいや苦しいではないな
寂しいや虚しいでもないな

そんな言葉にすれば 余りにも安くて白ける
この胸で温めて温めて 次の旅へ出る

怯まない絶え間ない燈
雨風も消せやしない
ただ一つだけ 一つだけでいい

傷だらけでいい 幾許も無くていい
目に見える全て度外視して
孤独を愛す者だけが手に入れる
自由への道標

燃え滾る燈
底知れぬ闇の淵 僕は灯すから 灯すから
無条件に無限大に 僕は放つから 放つから